私自身に2歳と5歳の子供がおり、子育ての真っ最中ということもあり、小児歯科は子供がいなかった時に比べて
お子様のことがより理解でき、今まで苦手意識を持っていた対応についてもスムーズな対応ができるようになりま
した。大学で小児歯科という専攻があり、
子供の生態系や小児期特有の歯科疾患や歯の成長について学びます。
ベースとなるものは実際のお子様も同じなのですが、教えられた通りにはできず現実とは全く違います。
子育ての中でより子共の気持ちがわかります。
子供が生まれてから私自身も理解できることが増え、お子様と接するのが以前にも増して得意になりました。
この経験を活かし、地域に貢献をしたいと考えております。
小児のころから「予防歯科」に慣れていただくということが非常に大切です。
虫歯などによって「痛い」から治療にいくところではなく、歯のクリーニングなどのメンテナンスをするために行くところ、という認識を持つことで、
小学生から中学生、または大人へと成長をした時に、習慣化できていない方と比べて大きな違いが出ます。
将来的な健康を守るためには、成長過程において予防に関する段階を踏んでいくことが非常に大切になります。
当院ではお子様自身に小さなころから予防歯科についての意識付けをおこない、歯医者さんに対しても慣れ親しんでいただきたいと考えております。
また、保護者の方についても同じように歯科治療に対して慣れていただき、家族全員で歯を健康にし、ケアをしていくという環境作りをし、定着させていきたいと考えております。
実際に今でも、早めの予防意識付けを患者様に評価していただいております。
当院でお子様の治療をおこなう上で工夫をしていることは、麻酔などの痛みを感じないように表面麻酔を使い、DVDでお子様が好きそうな映像を流して見ている間に麻酔注射を打つなど、
痛みを感じさせないための工夫をしております。
また、お子様に対しては上から話をするのではなく、友達のような感覚でお話しをすることを心がけております。そして歯科治療の器具を実際にお子様に触っていただき、どういうものなのか、
何を使っているのかを知ってもらうようにしております。
お子様の年齢やケースにもよりますが「痛くないよ」という嘘をついてつれてくることはしないでくださいと、お願いをしております。
当院では、少しでもお子様がリラックスできる環境をつくりたいと思い、お子様が見られるテレビや、絵本、床も
やわらかい素材にしており、万が一お子様が転んでしまった場合でも怪我をしないようにと考えております。
また、床には床暖房を完備し、体温調整が苦手なお子様が風邪をひかないようにしております。
お子様の予防歯科に取り組まれることが非常に大切です。
歯医者さんでは、保護者の方に対してお子様への歯磨きを徹底してくださいと言われると思いますが、
実際自分自身が親になってみると、歯磨きに時間を掛けることがなかなか難しいということに気がつきました。
ですので、どのようにすれば効率良くブラッシングをしていただくことができるか、逆に歯を磨く時間がないと思われないような工夫をするのが親であり、
歯科医の私が取り組み、ご提案していかなければならないことだと考えております。
治療に関しては、お子様に治療のことをお話ししてもわかりませんので、保護者の方がお子様の将来のことをしっかりと考えて、お子様の予防歯科に取り組まれることが非常に大切です。
また、加えて保護者の方ご自身の予防歯科にも積極的に取り組んでいただきたいと考えております。